興味がないのはいいんだけどさ
内閣府は10日、「科学技術と社会に関する世論調査」の結果を発表した。
科学技術に関するニュースや話題に関心がある人は52.7%で、98年の同様の
調査より5.4ポイント減った。特に女性と29歳以下の若い世代に無関心層が多い。
という記事があったわけだが、このサイトにとっても憂慮すべき
事態だなこれは。
何が問題かっつーと、科学に興味のない人が増えるとこのサイトを
見に来る人が減って、掲示板は閑古鳥、やる気を失ってサイト消滅
…という事態が問題なんじゃなくてな。
んなもんはどうだっていいんだよ。
他に科学知識を面白おかしく伝えられる人がたくさんいたら、
こんなサイトいつでも辞めて一読者に戻れば良いんだから。
今はむしろその逆じゃないか?
それもどうだっていいんだっての。真の問題はだ。
科学知識に興味を持たない人の比率が増えると、最終的には科学技術
そのものの水準が下がることだ。
で、面白おかしく伝えられる人も減って科学技術に興味を持つ人も減って…
もう1つ重大な問題は、科学技術に興味を持たない人間がえらい人になると
科学、研究予算が国や会社でつかなくって国際、社会競争力を失うことだ。
それがあんまり酷くなると会社を辞めたくなったり、国から出て行ったりする
人が増大することになるわけだ。
最終的には日本の国力も低下し、生活水準も下がる。
悲惨な暮らしになるんじゃないの、多分。
「俺には関係ないや」と思っていても、そう思う人間が増えたら結果的に
悲惨な暮らしになるというわけだよこれが。
ていうか科学技術に限んないんじゃないかこの問題。
あんまりいうとサイトの趣旨から外れるんでアレだけど、古典、歴史、
社会、政治、アート、まあなんでもいいや。
とにかくなんにでも興味をもつってのが本来の正しい姿のような
気がするんだが、何にも興味もってないってのは正直おかしいだろ。
見るもの全てどうでもいい、とかまできたら鬱病かも知れんぞそれ。
正直なところ、科学に詳しくって面白おかしく書かれてるサイト
がいっぱいできるようになったら面白いだろうなあとか言ってみたり。
なんつーかいつの頃からか、「どーでもいい」っていうのが格好いい
っていうことになってるような気がするけどさ、
てめーが思ってるほどかっこよくねーよ。
後はアレだな。
面白おかしく伝えられる科学者がいないのも問題だろ。
科学者も社会から引きこもるなってことかな。
欧米のSF作家には科学者いっぱいいるし。日本では瀬名秀明氏とかくらいだろ。
…ファインマン博士みたいにノーベル賞獲ったその日にサーフィン
に行けとまでは言うつもりは全くございませんが。